隠れた心と体の状態が、手のひらには表れている

話の筋道を重視する作文と、理屈を超越した占い。
「知恵の木」では、作文教室を開くとともに、占いを使ったセッションも行う予定です。
矛盾するような作文と占いを同じ場所で行うには訳があります。
心身の健康維持だけでなく子育てするうえでも、筋を通す意識的な部分と、理屈のない無意識的な部分の両方に目を向けたほうがうまくいくと私は考えているのです。
この考えを書いた別ブログの「手相マッサージ」を、一部手直しして紹介します。
今年刊行予定の『誕生数占い』も、理屈のない無意識的な部分に目を向けるという点で、手相と同じです。

手相については、私は10年以上も前に仕事関係で会った鍼灸師のおじいちゃんから資料を託されていました。
独自に手相について研究した手書きの資料で、このままでは使えないのですが、かといって埋もれさせておくのは気が引けます(自分が資料を捨てられなかったのは、このためかと)。
そんなこともあり、私が編集者として調べてきた「手」の情報も加えて、できる範囲で手相の研究を引き継いでいけたらと思っています。



手相は
脳や内臓の働きと関連している
「手は突き出た脳」と、ドイツの哲学者であるカントが言ったそうです。また、カナダの医師であるペンフィールドの実験で、手に対応する脳の面積が広いこともわかっています。
 脳と手の間に密接な関係があるのは、私たち人間が手を使って小さな物をつまむ、字を書くといった実に細かい作業を行っているからでしょう。
 手を動かすことでできた手のひらのシワが、手相の線です。手の動きが悪くなったり握力が落ちたりすると、手相の線は薄くなり、消えることもあります。
 逆を言えば、手相に変化があるときには、手と密接な関係がある脳にもなんらかの変化があるわけのです。
 さらに、手には首や胸の部分の背骨(頸椎・胸椎)から神経が分布しています。背骨にゆがみなどが生じて神経の働きが妨げられると、手がしびれて動きにくくなり、手相の線が薄くなる場合もあります。
 背骨から出ている神経は手だけでなく、胃や小腸、大腸、肝臓などの内臓ともつながっているので、手相に変化があるときは内臓の働きも悪くなっている可能性があるのです。
 人体を観察することで発達してきた東洋医学では、経験則で手や手の指から内臓の状態を判断していたようです。
 東洋医学では、体には経絡と呼ばれる気(一種の生命エネルギー)の通り道があると考えます。内臓などは経絡に支配され、内臓に障害があるときは、それに関係が深い経絡にも異常が現れます。こうした経絡が、手の指には経絡が通っているのです。
 手相を見なくても、握手した手ががっちりしている、手のひらが汗でびしょびしょになっているといった手の状態から、相手の心身の状態がわかることもあります。私たちは言葉を使わずに手からさまざまな情報を得ているのです。

隠れた心や体の状態が
手のひらには表れている
 手のひらを見て、私はその人の将来を判断できませんが、現在抱えている問題を推測することはできます。その手掛かりは、手の色、静脈の見え方、皮膚の状態、温度、膨らみ(手相の丘)、そして手相の線です。
 大切なことは変化。「手相の線が前よりも短くなった」「ぷつんと切れている」などと気づいたら、心と体の両面で見直す必要があります。脳と内臓が手を介して、本人が気づいていない精神的なストレスや内臓の疲れを伝えているのです。
 私たちの健康を考えるうえで、理屈が通る意識的な部分と、意志などを伴わない体の動きや夢、そして手相などで現れる無意識の部分の両方に目を向けなければいけません。
 例えば、対人関係の中であなたに無理を言ってくる人がいるとしましょう。その人について「本当はいい人だから」「私が好きにならなくちゃ」と思い込もうとすると、心身に悪影響が現れます。胃が痛む、便秘・下痢をする、涙が止まらない、周囲に暴言を吐くなど、やや病的な状態になるのです。
 本人は「相手を好きになろう」「感謝しよう」「明るく振る舞おう」と前向きに考えようとしますが、無意識のうちに相手を拒否していて、そのアンバランスさが心身に負担をかけるわけです。この点で、ポジティブシンキングは危険だと私は考えています。
 心身への負担が蓄積すると、堤防が決壊するように本人のマイナスの面が一気に顕在化します。疲労感で動けなくなったり、引きこもってしまったり、逆に攻撃的になったりして、社会生活を送れなくなる可能性もあります。
 その状態になる前に、手のひらには青い静脈が浮き出ているはずです。手を見て「私は無理をしている」と気づくだけで、自分の状況を客観的にとらえることができます。それが意識的な部分と無意識な部分のバランスを調整することにつながるのです。

手への刺激で
脳や内臓の状態が改善する
 手から自分でも気づかない心と体の状態がわかるだけではありません。手と脳、手と内臓は相互に作用しているので、手を動かしたりもんだりして脳と内臓の状態を改善することもできます。
 ですから手相の線が短いからといって悲観する必要はありません。いい・悪いを気にするよりも手を見ることで自分の本当の心と体の状態を知りましょう。早く知ることができれば、早く対処ができるはずです。健康で社会的な生活を送るために、そして自分らしく充実した人生を送るために、手相を生かしてください。
どの丘(きゅう)に青い静脈が見えるかで、抱えている問題がわかる可能性がある

  1. 木星丘 人さし指のつけ根。肺や循環器と関連。名誉や支配、成功への欲望とともに、孤独や悲しみを表す。
  2. 土星丘 中指のつけ根。循環器、消化器、肝臓と関連。忍耐力や研究心とともに、内に秘めた怒りを表す。
  3. 太陽丘 薬指のつけ根。循環器と関連。人気や評判とともに、調子に乗って舞い上がっていることを表す。
  4. 水星丘 小指のつけ根。泌尿器と関連。商才や人付き合いとともに、恐怖心を表す。
  5. 第一火星丘 木星丘の下。気管支などの呼吸器と関連。競争心や攻撃力とともに、心配を表す。
  6. 火星平原 手のひらの中央。消化器(主に胃)と関連。精神力とともに、つらさと不安を表す。
  7. 第二火星丘 水星丘の下。呼吸器と関連。意志の強さや警戒心とともに、精神の不安定さを表す。
  8. 金星丘 親指のつけ根。消化器(主に腸)や生殖器と関連。愛情や生命力とともに、執着心やしつこい怒りを表す。
  9. 月丘 手首のすぐ上で小指側。泌尿器や生殖器と関連。創造力や芸術性とともに、劣等感を表す。
今年こそ『誕生数占い』を刊行したいと思っています



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