読書感想文クラスで考え込んでいること

今日も夏日。
来月末は学校が夏休みに入ります。

昨年、「知恵の木」では、夏休みの読書感想文クラスを開きました。
ブログでその内容を知った方から「今年はどうしますか」とお問い合わせもいただき、ありがたく思っています!

しかし、考えれば考えるほど読書感想文というのは奥深く、「とにかく終わらせればいい」「賞を取りたい」という相手には教えられないなと。

まず、私は課題図書に対して否定的です。子どものためではなく、儲けたい版元のためにあるのではないでしょうか。

本選びから、すでに読書感想文が始まっているのです。
いわゆる「小学生にお勧めの本」も曲者。この類の本を選んだ子どもがいたので私も読んだのですが、「大人はおもしろいけれど、この皮肉は子どもにわかるのか?」と疑問になりました。実際、成績優秀な小学5年生でしたが、読み切れていない印象でした。

こうなってくると、本選びに私も関わりたくなってくるわけです。
料理好きの子どもならレシピ本、サッカー好きなら選手が書いた本でもいいのです。子どもが読み切れる本を選んでください。

次に、「3ステップ読み」が、自宅で徹底されていません。

1回目は、ただおもしろく、最初から最後まで読む。
2回目は、1回目に読んだときにおもしろいことが書かれていたページに付箋を貼る。付箋は5枚まで。
3回目は、付箋を貼ったページを開いてじっくり読み、どうしておもしろいと思ったのか考える。

学校のテストでは本の一部だけが抜き出されていますが、読書感想文では丸ごと1冊を読みます。
付箋を貼りながら、あるいはメモを取りながら読むと、本全体の内容がつかめなくなってしまうのです。
ですから、ただおもしろく、本全体を読み通すことが大事。

そのためには、3回読んでもいいと思えるような、おもしろい本を選ぶこと。つまりは本選びが重要なのです。

そして、「どうしておもしろいと思ったのか考える」ときに「よかった」「すごい」などを別の表現に変えること。
これには、子ども自身に考えさせるだけでなく、子ども同士で話し合ったり、私が質問を投げかけたりしたほうがいいとわかりました。

以上のようなことを考えていると、とても1回では終えられないし、私も子どもが選んだ本をすべて読みたいので準備が必要になります。
「知恵の木」という場所がなくなった現在、どのような形で読書感想文クラスが開けるのか、もっと簡素化できないのか(1回で終わらせるなど)、考えているところです。

読書感想文を書く子どもにとって最高のパートナーは両親と考え、以下の本も作りました。目次を見てもらえば、手順がすべてわかると思います(目次はこちらのサイトを参照)。


こんなにも読書感想文をはじめとした作文にかかわろうとするのは、前にもブログに書いたのですが、私が塾講師ではなく、母親だからだと思います。

それから、この本の著者にも、少し影響を受けています。算数で作文を教えるきっかけにもなりました。版元は、2010年に倒産した理論社(事業譲渡され、「理論社」という名で現在も出版社は存在します)。








たくさん本を読んでも読解力は身に着きません。
読書感想文としてアウトプットさせる必要があるのです。
両親が子どもの作文にもっと関心を持って、書き方を教えてほしいと思っているところです。なかなか大変なんですけど…… 子どもの将来、「生きる武器」として役立つはずです。

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