[作文ワークショップ]「わかりにくさ」を認識する

18日の作文ワークショップでは、文章の「わかりにくさ」について取り上げます。
題材は、悪文の看板。
看板は注目を集めるために設置されているはずなのに、見ても読んでも設置した意図がよくわからないものが多々あります。
悪文の看板を使って「わかりにくさ」がどこで発生しているのかを確認し、自分が書く文章に悪文が混じらないように解消していくわけです。
文章の「わかりにくさ」が発生する理由は、次の4つです。

1 書き手が、書く目的を見失っている
なんのために書くのか忘れてしまった結果、文に不要な情報を不用意に入れてしまいます。
残念なことに、書き手本人にはその自覚がまったくありません。

2 「読んでもらいたい」という熱意や謙虚さがない

3 主語と述語、形容詞と形容される言葉の対応がわかりにくい

4 段落の順番が混乱している

上記の3と4は、テクニック的な要素とも言えます。
実はテクニック的な要素よりも、「わかりやすさ」においては重要なのは1の目的です。
そのことは、野口英世のお母さんが息子に送った手紙で実感できるでしょう。

●手紙の内容
http://www.noguchihideyo.or.jp/about/exhi05.html
https://www.library.fks.ed.jp/ippan/tosyokanannai/kankobutsu/tayori/tayori148.html

字を書くことに慣れていないお母さんが懸命に書いたと思われる手紙から、愛する息子に早く帰ってきてほしいという気持ちがヒシと伝わってきます。

母から子への手紙ほどには愛情や熱意を持つことは難しいでしょうが、私たちも文章を書くときには目的と謙虚さを忘れないようにしたいものですね。
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