大人の場合、文章力に自信のある人のほうが厄介なのです

作文ワークショップに興味を抱くのは、文章を他人に読んでもらいたいという欲求がある人、それから仕事その他で他人に文章を読ませなければならない必要性がある人ではないでしょうか。

つまりは、他人に読んでもらう文章を書くために、悩んでいる人々です。

私は21年にわたる編集者生活とその後に行った校正などの仕事で、数多くの文章を読んできました。
その経験から言えます。
普段から自分の文章を気にして、うまく書けているか心配している人は、それなりに文章力があります

厄介で困ってしまうのは、自信がある人のほう。
めまいを起こしそうなほど、意味不明の文章を書いてこちらによこす人は山のようにいました。
自己陶酔にふけって書いた文章は、ゴミに似た腐臭を発します。
残念なことに、「文章のプロ」を名乗る人がゴミみたいな原稿を書くケースも多々ありました。
「作家と名乗るな!」と言いたかった(でも、言えなかった……)


というわけで、自分の文章を気にしている人については、基本的に私は心配していません。
本人も安心してもらってよいと思います。

他人に読ませる文章で必要なのは、わかりやすさ。欲を言えば、それにプラスして読後感のよさです。

どんなに立派な内容が書かれていても誤字脱字が混ざると文章全体の信用度が低下するように、悪文が混ざると残念な読後感になりがちです。
ですから、「悪文センサー」の感度を上げて、自分が書く文章に悪文が混ざらないようにすることが、他人に読ませる文章を書く第一歩。

すごい文章を作ろうとがんばるよりも、悪文を減らすように注意するほうが、その文章全体の印象をグンと上げるわけです。

幸い(?)、世の中には看板その他で悪文がしこたまあります。
これらを教材に、10月18日の作文ワークショップではわかりやすくて魅力的な文章を書くテクニックをお伝えします。

子どもの場合は作文にそこそこ慣れて苦手意識をなくす、ある意味では自信を持たせることが重要でした。
目的が大人と子どもで異なるので、作文ワークショップでは大人と子どもで異なるワークシートを用意します。
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