公立中高一貫校の適性検査を見て、心が躍った理由

受験では暗記能力と要領のよさばかりが求められていると、私は勘違いしていました。

今朝、公立中高一貫校の適性検査の過去問を見て驚きました。
学校で習った内容を実生活に役立てられるかどうかが判断できる、実によく練られた問題ばかりだったからです。
さまざまな問題を見比べて「作成者が実にすばらしい」と私は心が躍りました。
こんな作成者に、勉強を教えてもらいたいです!!


私にとっての一番のヒットは、「見知らぬ相手に電話で物事を依頼する」という会話の問題。
日常会話でありながらも、論理性が問われます。
発想がすごいですね、本当にすばらしい!

ウキウキしたもう一つの理由は、公立小学校の教科書のよさを見直すことができたから。
教科書をベースに作られた適性検査がすばらしいということは、教科書の内容がすばらしいということです。
教科書の内容をしっかりと理解させておけば、将来、子どもたちが社会に出てもそれほど困らないだろうと、適性検査を見ながら思いました。
子どもたちに教科書の内容を先取りしたり、小学校以上のレベルの学習をさせたりする必要はないのです。

私は大学生の頃に、中学受験を控えた女の子の家庭教師をやっていました。
某塾のテキストを使っていたのですが、小学校の教科書のレベルを逸脱した内容。
内心、「訳わからずに丸暗記させられて、寝る時間も足りなくて目が真っ赤。かわいそうに」と思っていました。
そのときに「中学受験なんて、そんなものだ」と私は偏見を持ってしまいました。

それから数十年がたち、「作文」「小学生」で検索してたまたまヒットした適性検査の過去問を見て、「通る・通らないは別として、この問題だったら受験させたほうがいいかも」なんて、考えが180度変わったのです。

過去問で意外だったのが、抽象的な事柄について子どもの考えを問う問題が出ていたこと。
私は「抽象的な事柄で小学生が作文するのは難しいかな」と思っていたからです。
しかし、中高一貫校の適性検査の過去問を見たら、知恵の木作文教室番外編「法律って何なんでしょうね」は完全に範囲内。
私の想像以上に、小学6年生のレベルは高そうです。

「まだまだ小学生」なんて私は思っていましたが、「生」「死」「日本語」といった漠然として目に見えないテーマでも思考ができるのですね。
発見がありました。

とはいえ、知恵の木作文教室では具体的なことを書く練習をしてから抽象的なテーマを扱います。
ピカソの絵画と一緒。
デッサンから抽象画に移行するように、作文も自分が見たことをわかりやすく説明する文を書けるようになることが第一歩です。

中高一貫校の適性検査を知ることで、子どもに作文をどのように教えればいいのか、何を目指せばいいのかが私は見えてきました。
すばらしい問題を作成してくれて、ありがとうございます!
今後も適性検査でどんな問題が出されるのか、個人的に期待しています!
(どなたが作成者か、私は知りませんが……)

Powered by Blogger.