第5回作文教室の予習「キーワードを見つける」

子どもの発熱で作文教室は1回休み。
休んでいる間に、メモを生かす「キーワード」について考えていました。

メモはほうっておいたら、ただの汚い文字の羅列です。
メモはキーワードで生かされます。
そのキーワードとは?

実は、書き手によってキーワードは異なります。
キーワードの一つは、大きな字でメモを取った言葉。
メモを取りながら「これは大事」と思ったから、つい大きな字になったわけです。

そのほか、おもしろい、意外、怪しいなど、書き手の主観でキーワードが決まります。

私は自分の取材ノートを読み返しながら、キーワードの設定方法を考えていました。
そして思ったのです。
「小学生に、キーワードの設定は難しい」と。

小学校は、文部科学省の学習指導要領に沿って、日本語の構造や九九など基本的な知識を教え込まれる場所だと私は思っています。
覚え込むことで忙しい小学生。
勉強の中で「これは大事」「おもしろい」「意外」「怪しい」などと感じる暇もなさそうです。
少なくとも、書字などで困難を抱えている子どもにとっては。

以上のことから、小学生の作文では、キーワードは私から大いにヒントを与える形で作るようにしようと思っています。

作文の書き方を教える必要があるのは、自分なりの観点ができてくる高校生ぐらいの年代なのかもしれません。
自分の視点でとらえた現実の出来事を、わかりやすく他人に伝える。これが作文です。
高校生になれば、「他人に自分の考えを伝えたい」「わかってもらいたい」という欲求も出てくるのかも。
欲求が出てくると、大人に押し付けられなくても、子どもたちは自ら作文を学ぼうとするはずです。
「自分って何だ?」という悩みが作文の原動力に


作文の書き方を知りたいのは、もしかしたら高校生以上の年代の人々ではないか?
「キーワードを見つける」という作業について考えながら、そんな疑問も生まれました。
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